筆者の体験談

その1 (肝生検の話)

以前このページに,最初に肝生検を受けたときの話を載せたのですが,1997年4月からステロイド離脱療法の治療を受けるため,2ヶ月半ほど入院したときに,2度目の肝生検を受けました. その時のことを少しお話しします.

検査の前準備として,抗生物質を投与しますので,その薬にたいしてアレルギー反応がないかを調べます. それで良ければ抗生物質の投与を行います.それから検査に入ります. 何の薬かは聞くのを忘れたのですが,検査直前に筋肉注射を2本打ちました. ストレッチャーに横になって検査を受けるのですが,検査後,腹帯(『ふくたい』といいます)がすぐに捲ける様に,あらかじめ背中に腹帯をひいて寝ます. ストレッチャーで検査をするのは,検査後に自分で歩いて病室に戻ることができない(検査後,翌朝まで動くことを許されない)ので,運びやすいようにしているのだと思います.(病院によってやり方は違うらしいですね)

そうやって先生の登場を待っていると先生が現れます. エコーで肝臓のあるあたりを観察します. たぶん「ここらへんに針刺したろ」と目星をつけるのでしょう. で,その辺り一帯を消毒して,局所麻酔を検査針を刺す穴を開ける辺りに打ちます. これがチクッと痛いです. しばらく,麻酔が効いてくるのを待ちます. 時間を見計らって,先生が,「これ痛いかあ」と言いながら,針でつついて,麻酔が効いているかどうかの確認をします. そして,いよいよメスで小さな切口を開けます.切られている感触があって,何ともいえない複雑な心境 になりました. そこに,注射針よりは確実に太い検査針を挿入し,「刺すぞー」の声とともに肝臓に「ブスッ」と刺されます. おもわず「うっ」と声が出そうになります. 肝臓は感覚神経がないそうなので,当然肝臓には麻酔を打ちません. 痛みを感じるのは変なのかもしれませんが,嫌な鈍痛を感じました. そして,切口の処置をして検査は終りました.

検査自体は30分程度で終るのですが,それからが大変です. 肝臓からの出血がひどくならないように,翌朝までは絶対安静です. 歩いてトイレにも行けませんので,尿器(シビンです)寝た姿勢のまましなくてはなりません. これが一番イヤです. 検査前からずっと,抗生物質やら止血剤の入った点滴静注を打ちっぱなしですので(検査中も検査後も点滴は続けます),おしっこをするように看護婦さんに言われます. イヤだからと,がまんしていると怒られます. 「出さないと管をつっこんで抜く」とまで言われます.(^^; 究極の選択のような気がします...... しょうがないので渋々用を足しました. 今回も「ああこぼさなくてよかった」とほっとしました. 何せ変な姿勢で用足しをしなくてはならない上に,自由なのは手と腕だけですから,尿器の扱いには慎重にならざるを得ません. ベッドにぶちまけてしまったら「えらいこっちゃ」 では済みませんから......(^^; そんな調子で翌朝まで耐えるのですが,ずっと同じ姿勢を強要されてるので,背中や腰が痛くなってきます. その上,検査で使った麻酔はサッサときれてしまいますから,切口が痛みます. 感覚神経がないとはいっても内臓に針を刺しているので,何ともいえない鈍痛も襲ってきます. 肝生検で辛いのは,なんといってもこの検査後の時間でしょう.

でも肝生検は,直接,肝細胞組織を見る検査ですので,自分の肝炎がどこまで進行しているのか知ることができますから,受けて良かったと思っています.

webmaster Shigeyuki Yamashita (@). this server is sickhack.homelinux.org.

LastModified: 2004-02-25T23:11:06+0900