G型肝炎
G型肝炎の特徴
1995年に発見されたG型肝炎ウィルス(HGV)は,別名GB型ウィルスと呼ばれます.1967年に原因不明の急性肝炎に罹った外科医の血清から発見された未知の病原体であることから,その外科医の名前をとり,その病原体はGB因子と名付けられました.後の1995年,第6の肝炎ウィルスであることが判り,GB型ウィルス(GBV-C)と名付けられました.
HGVはC型肝炎ウィルスに良く似た構造を持つ1本鎖RNAのウィルスです.輸血後肝炎のB型,C型に当てはまらないケースの約20%を占めると言われていて,B型,C型肝炎との重複感染,乃至,同時感染も認められています.そして,日本での献血時の血液を調べたところ,1%がHGV-RNA(HGVの遺伝子)陽性であることが判り,100人に1人が感染していることが判っています.
感染経路は血液感染で,HGV患者の大半せ笄血経験があり輸血や血液製剤による感染とされます. 自覚症状は軽く,気づかないうちに慢性化していることも多く,経過もC型肝炎に良く似ています. また,劇症肝炎の原因ウィルスとする説もあり,肝癌や肝硬変患者にHGV-RNAが感染しているケースもあります. しかし,HGVはまだ詳細が明らかでなく,研究段階であるとされています.